なぜpHの測定は大切なのですか?

肥料養分の吸収量は、pH値によって大きく変化します。そのため、常に最適なpH値の範囲を保つ必要があります。培地と培養液の最適なpH値の範囲は5.2〜6.2です。

ただし、CANNAの製品によって最適な値が変わります。培地ごとの最適なpH値範囲は以下の通りです:

TERRA 5.8 – 6.2
COCO 5.5 – 6.2
その他 5.2 – 6.2

ECとはなんですか?

ECとは導電率のことです。EC値は水に溶けている塩類すべての量を示します。そのため培養液のEC値には、肥料のみの量ではなく水にもともと含まれていた塩類の量もふくまれます。

温度とpH値

培養液の水温は、根がよく生長する温度範囲である20~25°Cにします。15°C以下になると、根の吸収力が大きく低下し、収穫量が減ってしまいます。冷たい水で培養液をつくると、培養液の水温が上がるにつれてpH値も上がります。これを防ぐために、あらかじめ培養液のpH値をやや低めに調整しておくと、水温上昇時にpH値が最適範囲におさまります。