栽培培地を再利用することには、たくさんのメリットがあります ; 時間とお金を節約できるうえに、エコ・フレンドリー。 高品質なココ培地なら、再利用はとっても簡単! 品質が高いココ培地は、分解が早いピートモスなどの培地のような根づまりが起こりません。また、酸素が豊富なココ培地は病原菌が発生しにくいので、安心して再利用ができます。数回再利用したら、菜園や花壇の土にすき込めば、土壌改良ができます。

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Re-using coco is easier and safer than you think!

1. ココ培地を再利用するときは、苗を植える前に残留肥料濃度をテストしましょう。前回の作物が問題なく収穫できた場合は、残留肥料の心配はないでしょう。それでも、念のために 1:1.5抽出法でココ培地のEC値を確認しておいた方が安心です。培地の塩類濃度が高すぎると、苗が元気に育ちません。

2. ココ培地のテストサンプルを採取するときは、掘った場所に虫がいないかをよく見てください。虫がたくさん湧いてしまっている場合は、再利用を避けた方がよいでしょう。

3. 再利用のココ培地は、発芽や挿し木取りには適していません。種まきや小さな苗を植えるのは、新しいココ培地のほうが安全です。再利用のココ培地には、ある程度、元気に大きく育った植物を植えましょう。

4. まず、収穫を終えたココ培地に残っている根のかたまりを引き抜きます(ナイフや小さなノコギリで、根元を中心にまるく くり抜いても大丈夫です)。新たに植える植物を 根元を取りのぞいたクボミの部分にセットし、根の周辺のすきまに新しいココ培地を足して埋めます。
一度収穫まで使用したココ培地は、極端なカルシウム不足になっていることがありますが、培養液を与えていくにつれて補充されていくので心配ありません。新たに植えた植物の根が、再利用のココ培地まで届く頃には再びバランスを取り戻すことができます。

5. 植えかえの仕上げには、新たに植えた植物が根を伸ばしやすくするために、鉢底からしっかり排水されるまで、カルシウムリッチなココ培地専用肥料の培養液をたっぷりと水やりします。水やりでエアーポケットができていないかを確認して(あれば新しいココ培地を補充します)完了です!

時間とお金を節約しよう!

一度使ったココ培地には枯死した根が多く残っているため、再利用をためらうグロワーもいます。高機能な酵素系活力剤キャナザイムを使用していれば、病原菌のエサになってしまう前に古い根を分解できます。キャナザイムで分解された古い根は、植物や有用菌の養分へ変わり根があったところに空間ができるので、通気性が高まります。

使用済みのココ培地は、庭の菜園や花壇、硬い土の土壌改良に最適です。ふっくらと通気性を高めるだけでなく保水性も高まります。

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